室生山上公園芸術の森

奈良県は、宇陀市にある室生山上公園芸術の森（むろうさんじょうこうえんげいじゅつのもり）について紹介します。
室生山上公園芸術の森は、イスラエルの彫刻家ダニ・カラヴァン氏によってデザインされました。

波形の土盛

この遊歩道は、主園路部分では、広く井戸に近づくにつれて狭くなっていくが井戸の方から振り返ると並木の線が並行に見える。
遠近法を使った目の錯覚を利用した作品です。
井戸からの風景は、実際にいって確かめてみてください。

螺旋の竹林

直径17m深さ４mらせん状の竹林を壁伝いにぐるぐる回りながら地下へ行けるデザインになってます。

螺旋の水路

芸術の森でいちばんの人気を誇る作品。
渦巻き状に水の流れる浅い水路。ここに葉っぱを流し、スピードを競うことができます。水路の途中には、日時計となる鋼製の棒が立っています。
水路の形は、作家が現地を訪れた際、どくろを巻いた蛇が逃げていく様を具現化したとも言われています。水路の流れ始めにある一本の木は、キンモクセイです。
とても人気があり写真を撮るために並ぶこともあるそうです。

第二の湖・天文の塔・太陽の道

奈良県から伊勢につづく重要な神社仏閣等を繋ぎ、古代の太陽信仰にもつながっているのではと言われる北緯34度32分の『太陽の道』を視覚化してこの場所を位置付けているそうです。

天文の塔に登り、そこから見下ろすと湖に反射した空がとても美しいです。

第二の島（ピラミッドの島）

この作品は、カラヴァンの作品の中で繰り返し使われるフォルムでテントや家と言った包まれた空間、保護された空間というイメージであり、中に入ると空や周囲の風景を切り取るフレーム（額縁）にもなります。

アクセス

ぜひ、芸術の森に行ってみては？